消防団とは
 

消防団とは


(消防団って?)
 地域住民の生命や財産を守るために、「自分たちのまちは、自分たちで守る」という郷土愛護の精神の基、それぞれの職業を持った地域住民の方々が集まり、消防団として地域防災に活動しています。
 災害発生時には、いち早く現場に駆けつけ、消火活動や救助、救出活動にあたり、安全な避難誘導、防ぎょ活動等を行います。
 日頃は、合間を縫って消防や防災に関する知識や技術の習得に汗を流しています。
 また、地域のお年寄り世帯の防火啓発、非難誘導や年末夜警等、住民の方の安全安心な暮らしのため普及啓発指導にも努めています。

(滋賀県の消防団は?)
 現在、滋賀県では約8,340人(女性団員を含む。)の消防団員が活躍しています。全国では減少(約70万人)していますが、滋賀県は横這い傾向で推移しています。しかし、まだまだ不足しており、県と市町が連携をとりながら入団促進に取り組んでいます。
 団員の7~8割は、会社員等として働きながら夜間、休日等を訓練時間に充てて活動しています。そのためには、職場(事業所)の理解が不可欠となります。当協会と滋賀県との共催で開催している、
第68回滋賀県消防大会では「地域協力事業所」3事業所を表彰させていただき、消防団活動への理解をお願いしたところです。

(あなたも消防団に入りませんか?)
 消防団員は、18歳以上であれば性別を問わず、学生の人でも入団できます。
 地域に根ざした消防団員は、地域の防災力強化にはなくてはならない存在です。防災の知識・技術を備えた人材育成は、少子高齢化が進む中で非常に重要な課題ですので、県・市町では活動への理解を強力にお願いし、できるだけ多くの皆さんの入団を呼びかけています。
 お互い助け合い、支え合う地域社会をつくるため皆さんも是非、消防団に参加しませんか!!
 入団については、お住まいの市町もしくは消防署にお問い合わせ下さい。

(消防本部(署)と、どこが違うの?)
 「消防組織法」第9条で『市町村の消防機関として 1消防本部 2消防署 3消防団 の全部又は、一部を設けなければならない』と定められています。
 「消防本部」は、消防の任務を遂行するための必要な予算、庶務、企画立案および人事等の事務を行い、「消防署」は、第一線の活動部隊としての役割を果たし、火災・災害そして人命の救助に直接関わり、火災予防活動に従事します。
 「消防団」は、地域の有志の人々によって組織されており、義勇的、ボランティア的な性格をもっています。
 消防署と協力し、火災・災害および人命の救助救出に出動するとともに、火災予防の普及啓蒙活動を行います。
 消防団員は、消防活動への従事を職業とする消防本部(署)の消防職員と違い、平時は、農業、自営業あるいは会社員等の職業に従事するかたわら、火災や災害発生時、訓練時、災害警戒時には消防団員として出動する特別職の地方公務員です。災害、火災現場において、現場付近の人達を延焼防止、人命救助等の作業補助に従事させることができるなど、現場では法律により一定の権限を与えられています。
 また、消防団は地域社会に奉仕する団体ですが、活動においてはすべてが集団で、組織で活動にあたることが求められていますので、厳正な規律と秩序を保持し活動しています。

 
2013/10/01 公益財団法人 滋賀県消防協会